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「素振りって、毎日やらせたほうがいいの?」
「子どもが自主練しないんだけど、言ったほうがいい…?」
少年野球の親なら、一度は悩むテーマだと思います。
こんにちは、少年野球パパのひつじです。自分自身も野球経験者で、息子は学童野球チームに所属中。「これって、うちだけ?」と不安になる少年野球のあれこれに、わが家の実体験でお答えします。
今日は、わが家の素振り・自主練事情を正直にお話しします。
先に言っておくと、わが家はかなり「ゆるい」です。でも、そのゆるさの中に、私なりの考えがあります。同じように悩んでいる親御さんのヒントになればうれしいです。
わが家の素振り事情:気が向いたときに、庭で
まず、うちの息子(小2)の素振りの実態です。
・頻度:気が向いたとき(毎日ではありません)
・場所:家の庭
・バット:素振り用に買った金属バット
・回数:毎回、自分で決めている
「毎日100回!」みたいなストイックな世界ではまったくありません。やらない日もあります。
でも、大事なポイントがひとつ。
全部、自主的にやっているということです。私は「素振りをやりなさい」と言ったことが、一度もありません。
回数も自分で決めていて、10回の日もあれば、「今日は30回やったよ!」とドヤ顔で報告してくる日もあります(笑)。このドヤ顔が見られるうちは、いい状態だなと思っています。
ちなみに使っているバットは、素振り用に買った5,000円ほどのものです。低学年はとにかく軽さが大事で、ここはわが家も一度失敗しました。
バット選びの失敗談は、こちらに書いています。
→ バットの選び方|低学年は「軽さ」が超重要!わが家の失敗談も公開
なぜ「やりなさい」と言わないのか
理由ははっきりしています。
自分自身が「上手くなりたい」と思ってやる素振りでないと、まったく意味がないと思っているからです。
親に言われて、嫌々こなす100回の素振り。
自分からやりたくてやる、10回の素振り。
どちらが身になるか——私は後者だと思っています。
やらされる素振りは「作業」になります。作業になった瞬間、フォームも雑になるし、何より野球そのものが「やらされるもの」になってしまう。それが一番怖いんです。
だから、わが家は本人が「やりたい」と思うのを待つスタイル。やらない日があっても、何も言いません。
その日は、突然きました
この記事を書いたあとの話を、追記しておきます。
先日の大会で、息子が代打で初ヒットを打ちました。お手本のようなセンター前でした。
その日の夜のことです。
息子が突然、「素振りがしたい」と言い出しました。
もう外は真っ暗です。それでもやりたいと言うので、車のライトをつけてやりました(笑)。
打てた喜びが、そのまま「もっと打ちたい」に変わったんだと思います。
待っていてよかった、と心から思いました。もし「毎日やりなさい」と言い続けていたら、あの夜の「やりたい」は生まれなかったかもしれません。
その日の話はこちらに書きました。
→ 小2が代打で初ヒット。その夜、車のライトで素振り
ただし、頼まれたら全力で付き合う
「放任」というわけでもありません。
息子から「見てて!」と言われたときだけ、私は見るようにしています。(普段から、聞かれたら答える・頼まれたら応える、というのがわが家のスタイルです)
そして最近、わが家でうまくいっているのが——スマホのスローモーション撮影です。
素振りをスローモーションで撮影して、息子と一緒に見返すんです。
「ここ、腕が下がって出ているね」
「軸足にもう少し体重を乗せたほうがいいかもね」
映像を見ながらだと、こういうアドバイスが言葉だけより格段に伝わります。子ども自身も、自分のスイングを客観的に見られるので、「ほんとだ!」と納得してから直せる。
特別な道具は何もいりません。スマホ1台でできるので、これはぜひ試してみてほしいです。
同じように、親子のキャッチボールでも「見守る」と「一緒に楽しむ」を使い分けています。
→ 親子のキャッチボールで大切にしていること|「見守る」と「一緒に楽しむ」の使い分け
実際に、スイングが変わった
うれしい変化もありました。
あるとき、「肩のあたりからバットをスッと出すように」という表現でアドバイスしたことがあります。この言い方が息子にはわかりやすかったようで——チームのバッティング練習でのスイングに、目に見えて変化がありました。
自分でやりたくて素振りをして、自分で納得して直したことは、ちゃんと身につく。それを実感した出来事でした。
親に必要なのは「やらせるスキル」より「説明するスキル」
最後に、私が一番伝えたいことを。
素振りについて、親に必要なのは「毎日やらせる管理能力」ではないと思っています。
必要なのは——なぜ素振りをすると上達するのかを、上手に説明できるスキルです。
「素振りやりなさい」ではなく、「素振りをすると、こういう理由で打てるようになるんだよ」と伝えられること。理由に納得すれば、子どもは自分からバットを握ります。納得しないままやらせても、続きません。
やらせるのではなく、やりたくなる理由を渡す。親の仕事はそこまでで、あとは子どもに任せる。それがわが家のスタイルです。
教えるときに気をつけていることは、別の記事にまとめています。
→ 野球経験者の親が、子どもに教えるとき気をつけていること
まとめ:素振りは「量」より「気持ち」
わが家の自主練事情をまとめます。
・頻度は気が向いたとき。回数も本人が決める(10回でも30回でもOK)
・「やりなさい」とは言わない。自主性がすべて
・頼まれたときだけ見る。スマホのスローモーション撮影が大活躍
・納得して直したことは、ちゃんと試合のスイングに表れる
・親の仕事は「やらせる」ことではなく「上達する理由を説明できる」こと
・そして、初ヒットの夜に自分から「素振りがしたい」と言い出した
素振りの回数を数えるより、子どもの「上手くなりたい」という気持ちを育てるほうが、遠回りに見えて近道だと思っています。
次はいつ素振りをするのか。今度はどんなアドバイスを求めてくるのか。それを楽しみに待つのも、親の醍醐味だと思っています。
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